掛川市を中心に広がる茶畑の風景 国内有数の茶処としていつからか そのイメージは日本中へ広がって 私たちにはかけがえのない日常になった
少し山に入った茶畑の撮影中に偶然出逢った茶農家。いい時も、厳しい時も家族や親戚、地域の人たちに支えられ40年以上お茶を続けた老夫婦の今年、最後の新茶。
サラリーマンから帰農して、14年。辞める農家も増え、風景も変わりゆく。それでも、育ててもらったお茶に恩返しがしたい。
牧之原台地から東山地区へと続く広大な茶畑。新茶時期には地域一帯があざやかな新芽の色に覆われます。その歴史は意外にも幕末に大井川の川渡しで活躍した川越人足と呼ばれる多くの人々の失業危機から始まったと言われています。
幕末から明治へ、時代の転換期を生き延びた士族や川越人足の働きによって日本の茶業の礎を築くことに成功する。東海道鉄道線の開通や清水港の開港によって明治時代の養蚕・茶などは外貨を獲得し国を支える基幹産業としての運命を託される。
お茶と暮らし